カフェがそこら中にあるソウルでも、フランチャイズ以外で早朝から利用できるカフェは少ないですよね。そんなソウルで、立地も良くて朝からオープンしているカフェを紹介します。
モーニングコーヒーを飲みに。「Gould Coffee Roasters」
この日は朝から利用できるカフェ「Gould Coffee Roasters」へ。店内に入ると、沢山のグリーンに囲まれた空間が広がっています。光が差し込み、朝の爽やかなムードにぴったり。カロスキルのある新沙駅から徒歩でアクセスできるので、利便性も高いです。
カヌレ、クロワッサン、フィナンシェなどのベーカリーが並んでいます。オープン直後は少し種類が少なめかも。 |
こだわりは、スペシャルティコーヒーのみを扱うこと。
メニューはシンプル。コーヒー以外もあります。 |
このカフェ、実はスペシャルティコーヒーのみを扱っています。スペシャルティコーヒーとは?それは「From seed to CUP」と呼ばれる、産地・農園を生かし、美味しいコーヒーを淹れるシステム。種からカップまで、全てを通して一貫した工程・品質管理を徹底することが必須となっています。生産国での栽培管理、収穫、生産処理、選別、そして適切な輸送、保管、更に店舗では、適切な抽出が求められます。
2000年代から始まったコーヒーブームは「サードウェーブコーヒー」と呼ばれていますが、それはスペシャルティコーヒーの一部とも言われています。アメリカ発祥とされていますが、実は日本独自の喫茶店文化に近い考え方なんだとか。1970年代にはコーヒー専門店ブームが起こり、1杯ずつ丁寧に入れたコーヒーが流行していたのです。
それから、シングルオリジンにもこだわっているそう。では「シングルオリジン」とは?それは、コーヒーを農園単位で考えること。どんな農園で、どんな人たちが生産した豆なのかを知ることができます。チョコレートの世界で聞いたことがある言葉かもしれないですね。手にしたコーヒーの背景にあるストーリーまで感じられるのも特徴です。
ホットラテを飲みながら、朝食代わりにベーカリーも。チョコレートでコーティングされたマドレーヌが美味しい!自宅が近ければ、買って帰りたかったくらい。 |
地下は別世界!無造作インテリアがブームのソウル。
このカフェの地下には、韓国で流行っている(流行っていた)インテリアのひとつ「無造作」な空間が広がっていました。床にばらまかれた楽譜や起き抜けのようなベッドが、そのままディスプレイになっているのは、不思議を通り越して少し怖いかも。
まるで違うカフェに来たのかと錯覚してしまいそう。この意外性がウケたのか、独特のムードが写真映えしたのか、あっという間にInstagramで人気が出たのも頷けます。 |
写真を見るだけでは分からない、こだわりの詰まったカフェ。ただ飲んで写真を撮るだけでは分からないコーヒーの文化。裏側を知ると、より味わうことができますよね。是非行ってみてください。
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