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ホテルにこだわる旅のススメ。シンノニョンにも近い【ホテルカプチーノ】宿泊レポート

9月 15, 2018YUKIKA


「分泊」とは、いくつかのホテルに宿泊すること。旅人がこのスタイルをとる理由は様々です。私が立地抜群のオクラウドホテルを出て次のホテルに選んだのは、地下鉄9号線オンジュ駅から徒歩3分の立地に建つ「HOTEL CAPPUCCINO/ホテルカプチーノ」。

おしゃれなデザイナーズホテル「HOTEL CAPPUCCINO/ホテルカプチーノ」とは。




元々デザイナーズ系の施設はそれなりに好きでしたが、ニューヨークで宿泊したエースホテルに魅了され、この手のホテルの虜になってしまいました。

そんな時に知った「ホテルカプチーノ」の存在。洗練された空間を活かし、ファッションサイトのロケ地としても使われているスポットですが、実は日本の企業が設計とデザイン監修をしたんだとか。そうだと気付いた時にはその企業のウェブサイトを熟読していました。

調べれば調べるほど、興味が湧いてきます。<旅好き>がここまで辿り着いてしまえば、あとは自分の目で見て体験するまで気が済みません。

「まちづくり」を軸にしたホテル






設計した企業のUDS株式会社は、まちづくりにつながる事業企画、建築設計、店舗運営を事業としています。東京でも人気の「BUNKA HOSTEL」は、知っている人も少なくないのでは。この「まちづくり」を軸にしているところも、やはりエースホテルを彷彿させます。

エースホテルニューヨーク:クリエーター達の「何もない場所を、人が集まる場所にしたい」という想いから、元々問屋街だったノマド地区にエースホテルが建てられ、やがてその周辺に話題のレストランやショップがオープンし、マンハッタンで一番注目のエリアと言われるまでに成長した。

エースホテルニューヨークの宿泊滞在記はこちら






1階には、ショップ機能を兼ねたチェックインカウンター。その横にはカフェがあり、宿泊客でなくても利用できる開かれた空間となっています。そして17 、18 階には、レストランとスカイバーが。更にミーティングルームや50人まで収容可能なファンクションルームも設けられているので、ビジネスから観光まで様々なニーズを叶えられるのもポイントです。

モダン×伝統のハイブリッド






客室は韓国の伝統的な家屋デザインを取り入れつつ、モダンなデザインで表現されたスタイル。ファサードは「韓屋」の格子パターン、窓のグリッドは伝統工芸のパッチワーク「ポジャギ」から着想したとのこと。そしてなんと、ワンちゃんと泊まれる部屋もあるのだとか。

壁一面が見せる収納になっていますが、インテリアとしてのバランスを崩したくない気持ちが生まれ、つい使うのを躊躇してしまいます。

低めのベッドの中心には「SLEEP NOW WORRY LATER」のメッセージが。なんだかぐっすり眠れそう。




シャワールームは小さめですが、清潔で使い勝手は悪くありません。洗面台が部屋の中心にあるのも新しいスタイル。メイクや洗顔等、なにかと利用することの多い女性にとって、これは意外と便利かも。

先進的でサステイナブルなホテルを目指して


ホテルカプチーノで使用されている全てのバスルームのアメニティは、繰り返し使える500mlの容器。更に、ボックスに入ったタオルやアメニティ類を使用しないことによって、クーポンをコーヒーや寄付に引き換えることができます。

また、レストランで食事をしたり、ゲストがエレベーターに乗りセンサーキーをかざすだけで寄付に繋がる工夫や、ロビーの専用ボックスに要らなくなった服を入れると、必要としている人の元に渡るサービスもあるそうです。


ゲストとの価値観の共有を生み出すことが、ホテルカプチーノのモットー。おしゃれで、先進的で、サステイナブル。こだわり抜かれたホテルに、是非一度泊まってみては。


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