2018 HONG KONG

閉店が惜しまれた老舗【蓮香楼】で朝ごはん。名前を変え【蓮香茶室】として再出発!

4月 20, 2019YUKIKA


2日目の朝食は、MTRに乗って香港島・中環(セントラル)にある老舗のレストラン「蓮香楼」へ。




昔ながらのワゴン式で飲茶を提供してくれるスタイルのレストラン。とくに早朝は地元の人たちで賑わっています。ここで朝ごはんを食べるのが日課なんでしょうね。香港では早朝に飲茶を食べることを「早茶(トーチャー)」と言うそうです。




案内された席に着くと、店員さんが熱湯で淹れられたお茶を使って器を洗いはじめました。これは香港の文化で、昔衛生状態があまり良くなかった頃の名残なんだとか。本来は自分でするものだそうですが、観光客で何も知らない私たちに気付いてやってくれたんですね。

円卓が沢山並ぶ店内では相席が当たり前なので、地元の人たちに混ざれるのが嬉しい。同じテーブルに居合わせたおじさまは毎日のように来ている常連さんなのか、ひとりで優雅に朝食タイムを過ごされていました。言葉は通じないけれど、ときどき私たちの世話を焼いてくれるんです。香港の人って優しいな。

ところでこのおじさまにティッシュをいただいたのですが、これも香港の文化なんだそう!ハンカチよりもティッシュをスタンダードに使いこなす(?)香港では、「Tempo」というポケットティッシュを皆こぞって持ち歩いているんです。このティッシュを食事の時に周りに配るんですよね。

ドイツブランドである「Tempo」がここまで香港人に浸透している理由はさておき、このティッシュ、厚手の4層になっていてものすごくしっかりしています。滞在中にこんな香港文化があることを知り、私もついコンビニで買ってしまいました(笑)パッケージのデザインも色々あって可愛いのでバラマキ土産にもおすすめ。その時はこの文化についてもひとこと添えてみて!

食器も可愛いですよね。



ワゴンで運ばれてくる飲茶。テーブルでじっと待つのではなく、自らワゴンに寄って行くスタイルもアリみたい。伝票を持っていくと都度手書きでつけてくれます。



肉まんかと思いきや、あんまん!


何がなんだか分からないまま、勘で選んだ点心(笑)肉まんかと思いきやあんまんだったり、まるでくじ引きのように楽しめるのも海外旅行の醍醐味かもしれません。

実はこのお店、賃貸契約の都合で2019年の頭に閉店してしまうことが決まっていたんです。店員さんや居合わせた人にも恵まれとても良い思い出になっていたので、帰国後にそれを知った時はすごく残念でした。

ところがまた一転、営業を続けることになったんだそう!いろんな理由があってお店の名前は「蓮香茶室」に変わるみたいですが、なにはともあれ朗報。これからも香港の歴史ある食事スタイルをあの場所で続けていってほしいです。


お茶の淹れ方が難しくて、ボトボトになってしまったテーブル・・・。ごちそうさまでした!

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