香港最終日の夜は、出発前に予約をしていたレストラン「MOTT32」へ。ちょっと贅沢なグルメを堪能してきました。
MOTT32は、香港島・中環(セントラル)のスタンダードチャータード銀行ビルの地下にあります。はるか昔、ニューヨークの「32 Mott street」からチャイナタウンが形成されたことに由来し名付けられたそう。受付で名前を告げると、1組ずつ担当がついてレストランの中に案内されます。
鏡張りに鎖だらけの階段を降りて・・・。すでに独特の世界観。
フロアに着くと、そこには想像よりも広くてラグジュアリーな空間が広がっていました。更にいくつかの部屋に分かれていて、それぞれ西洋×中華の混ざり合った独特のインテリアが。私たちは壁一面に筆が吊るされた部屋(!)に案内されました。
インテリアは香港にルーツを持つアメリカ人のデザイナーが担当されているんだとか。この方は香港の有名ホテルのデザインもされているそうで、空間づくりにも非常に力の入ったレストランであることは一目瞭然です。
カクテルの「ジャスミンクーラー」「ヴァイオレットパール」美味しかったです。父は見たことのないビールをオーダー。
トリュフ乗せウズラの卵入り黒豚シュウマイ。これ、本当に美味しかった・・・。
普通の小籠包と酸辣小籠包。どちらも文句なしの一品ですが、珍しさで言うと酸辣小籠包ですね。辛くてパンチの効いた味だけど、かなりオススメ。
イベリコ豚の叉焼。柔らかくてクセもなく美味しい。3人でシェアすると一瞬で無くなってしまいました。スペインから取り寄せたイベリコ豚の、1頭から2つしか取れない貴重な部位を使い、最後にはハチミツに漬け込んで計45分焼いているんだそう。ハチミツの味はそんなに強く感じません。
私たちはこれが食べたかったので、念のため事前に席の予約をメールでした際に「イベリコ豚の叉焼が食べたいです」と伝えたところ、「予約しておきますね」と返信をもらいました。
また、こちらのお店で有名な「北京ダッグ」に関しては事前に予約が必要なルールになっています。予約メールで「北京ダッグは来店の24時間前までに予約して下さい。また、席に着いてから提供まで50分ほどかかります。」と案内がありました。メールの対応も迅速かつ丁寧で、来店前から気持ちの良いものでした。
キャベツと桜エビのXO醤炒め。桜えびのアクセントが効いていました。
醤油開揚麺。
MOTT32は世界中から集めた食材を中華に落としこんでいくスタイルのレストランですが、その全てが美味しくて、世界観にも魅了されました。なかなかよいお値段ですが本当にオススメ。私もまた行きたいです。
さて、お腹もいっぱいになり香港島の夜をもう少し満喫します。灣仔(ワンチャイ)エリアに向かって歩きました。この時間の香港もお昼とは違った雰囲気で良いですよね。歩いている時が一番その土地の空気感をダイレクトに感じられるから、私は旅先でこのように過ごすのが大好きです。
母が行きたいと言っていた「檀島珈琲(ホノルルコーヒー)」に行きました。このお店のエッグタルトが食べたい!と言っていたんですが・・・
残念ながら売り切れで、結局ミルクティーで食後のティータイムとなってしまいました(笑)
そろそろ香港島とは別れを告げ、九龍半島に戻ります。
旺角(モンコック)で電車を降りると、人、人、人!このあたりはホテルが密集して立ち並ぶ尖沙咀(チムサアチョイ)よりも、地元の人が集まる下町繁華街のような雰囲気です。チープなお土産屋台が密集する女人街も有名ですよね。
夜に来たのは初めてでしたが、あちらこちらでバンド演奏が行われていて、そこに人々が群がり、まるでお祭りのような雰囲気。香港の活気を一番感じることのできた時間でした。
街が元気だと、ついホテルに戻りたくなくなるんですよね。でもさすがに朝から歩きまわっていたのでヘトヘト。宿泊していた部屋からは、ついさっきまで歩いていた対岸の香港島にそびえ立つビル群のネオンが見えました。
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