2017 SEOUL #2

人気老舗グルメと、モダンアート光るカフェガイド。【陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ / LID ART】

9月 13, 2018YUKIKA




東大門の市場周辺には「タッカンマリ横丁」と呼ばれる食堂街がある。タッカンマリとは、鶏を一羽丸々お鍋で煮込んだ鍋料理。コラーゲンやビタミンも豊富に含み、美容にも良いと女性にも人気だ。そんなタッカンマリ専門店が並ぶ界隈で常に人気を博しているのは、1978年創業の「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」だろう。看板の女性が目印だ。



数年ぶりの訪問。席に着くと、有無を言わさず自動的にお鍋が運ばれてくる。鶏、じゃがいも、ネギの入った特製スープに、ニンニクをお好みで入れて。ひとつだけ言うならば、旅行中にニオイを気にするなんて、ナンセンス!たっぷり投入するのがお決まりだ。鶏はお店の人が慣れた手つきで食べやすいサイズに切り分けてくれるので、あとは煮込むのを待つのみ。



追加メニューも欠かせない。もちもちで弾力のあるトック(おもち)を投入する。


最後にククス(うどん)を追加。もちろんタッカンマリの主役は鶏。ただし、個人的にはこの鶏ガラを使用したニンニクたっぷりのスープと、シメのうどんの虜だ。キムチや薬味を加えて鶏肉を食べる人が多い中、私はこの澄んだスープを永遠に飲み、うどんをすすり続ける。

ただしこのお店、どれだけ美味しくても、もう真夏には行かないだろう。窓を全開にしており空調が効いていないので、夏はとんでもなく暑い。少し肌寒くなるこれからのシーズンにぴったりなので、秋冬にソウルへ行く際は是非タッカンマリ横丁で身体を温めてほしい。




食堂街から一転、カフェ「LID ART」へ。モダンインテリアが光るハイセンスな空間は、まるで現代アート美術館のよう。入った途端、魅了されてしまう。





特に素敵だったのは、白い壁をカラフルに照らす数々のライト。ベースがシンプルだからこそ映えるのだろう。カラフルな光を放つ電球や天井から吊るされた花のようなライトは、購入できるようだ。

LID ARTは普段身近に使用されている生活用品に、芸術のエッセンスを加えた商品を開発、発掘し、国内外に広める事業をしているのだとか。取り扱っている商品を実際に店舗のインテリアとして使用しているので、カフェ自体が商品の宣伝にも繋がっている。






ポイントは、流行りの「映え」だけを意識したお店でないことだろう。生のオレンジとレモンを絞ったジュースは、フルーツそのままの味を感じられ本格的だ。夏の旅はどうしても暑さとの戦いになってしまうが、冷たくて美味しいジュースのおかげで生き返ることができた。

LID ARTの世界観がしっかりと伝わってくるウェブサイトも、是非のぞいてみてほしい。(LID ART公式サイト)





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