「Steven Smith Teamaker/スティーブン スミス ティーメーカー」本店 |
この日、入り口のテイスティングではNo.320の「BOUQUET(ブーケ)」というハーブティーをいただけました。
店内はカフェスペースと物販スペースに分かれています。
ここで、2009年に誕生した「スティーブン スミス ティーメーカー」について少し記しておきたいと思います。
ポートランド生まれの創業者であるスティーブン・スミス氏は、アメリカでスペシャリティ・ティーの代名詞である「Stash/スタッシュ」や「TAZO/タゾ」を世に送り出した人であり、お茶の世界では有名な方です。のちに「TAZO/タゾ」をあのスターバックスに売却し、一度はこの世界を引退しました。
隠居生活を送る中で新しいティーブランドを立ち上げたいという気持ちが生まれ、2009年に「スティーブン スミス ティーメーカー」が生まれたのです。スミス氏は、ティーのオートクチュールを目指すことにこだわっています。
その後スミス氏は世界中から素材を買い集め、このポートランドのアトリエ内で完璧なティーを生み出すために何度もブレンドを繰り返しています。ハンドクラフトによる少量生産もこだわりの一つです。
また、スティーブンスミスのサシェ(ティーバッグ)は、京都の山中産業が開発した「ソイロン」という生分解性フィルターを使用しているので自然にかえるそうです。
本店で販売されているティーは、素敵なボックスに入ったものと、好きな味を詰め合わせて少量で買えるもの(お土産にぴったり!)がありました。ちなみに、ポートランド内のスーパーでも一部ボックスが販売されています。
詰め合わせで様々な味を少しずつ買ってみたのですが、唯一箱買いしたのが入り口のテイスティングにあったNo.320の「BOUQUET(ブーケ)」です。
元々ハーブティーには少し苦手意識があり、ものによっては飲めないほどなのです。そんな私が初めて美味しいと思えたハーブティー。「花束」という名前の通り、お花の香りが優しく香ります。レモンの味も強めなので爽やかです。
それに、スミス氏が母の日のために作ったティーであるというストーリーも素敵すぎませんか?
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