エースホテル・ポートランドの有名なロビー |
前半に宿泊していたセンティネルホテルから移動し、エースホテルにチェックイン。
センティネルもとても素敵なホテルでした。
▶︎ポートランドのラグジュアリーホテル【センティネル ア プロバンス】宿泊レポート
2016年、初めてニューヨークでエースホテルに宿泊したことをきっかけにエースブランドの魅力に取り憑かれてしまい、帰国早々インターネットで各国のエースホテルを調べていると、このフロントの写真に釘付けになってしまいました。
ポートランドってどんなところなんだろう。調べれば調べるほど、全米で住みやすい街ナンバーワン、コーヒーの街、カフェ文化が発展している・・・と興味のあるワードばかり。そしてなにより、エースホテルの本拠地が、ここポートランドなのです。
「そうだ、次はポートランドに行こう。そしてポートランドのエースホテルに泊まろう」と、旅先を「エースホテルがある場所」から選ぶほどに。そこから3年が経ち、ついにこの日が来たわけです。
ニューヨークでは人で溢れ返っていたロビーも(それもまたニューヨークらしくてよかったのですが)、ポートランドではこの通り。雰囲気は少し違いますが、やはり宿泊者以外もウェルカムで、ホテルが中心となり街のコミュニティを形成するというアイデンティティは変わらないようです。
フロント横ではグッズ販売も行われています。ニューヨークでもポートランドでもトートバッグを買いました。
かつて215号室だった場所が朝食スペースになっています。ファーマーズマーケットで入手された食材を使った手作り料理が振舞われているのだとか。
私たちの212号室。
スタンダードダブルルームは建物の表側に位置しており、ダブルサイズのベッド2つ、シャワーブース、18インチのテレビが設置されています。こんな珍しいベッドの配置は初めてでしたが、向かい合っているので案外話しやすいと感じました。
各部屋のデザインはそれぞれ大きく異なるので、ドアを開くときはドキドキする瞬間です。212号室は黒いシックな壁に、古いディズニー映画「The Light in the Forest」のポスターが描かれていました。地元のアーティストがペイントしています。
1912年に建てられたビルを改築し、家具はヴィンテージ品を使っているので全体的に古いです。しかし、エースホテルは決してチープなホテルではなく、宿泊費は見た目より高いのです。なので新しく美しいものを求めている人からすると、なぜこんなにもボロボロのホテルがこの値段なのかと思われるかもしれません。
例えば家具が壊れたら、エースのスタッフが手作業で修理をします。コロナ禍の今、このホテルのスタッフは廊下をペイントして色をつけたり、アーティストが階段の壁に壮大なイラストを描き上げました。そういうホテルなのです。
洗面台は部屋の隅にありました。使い勝手は悪いですが、なぜかエースなら許せてしまう。
バスルームにはシンプルなシャワーブースが。
バーの冷蔵庫がおしゃれ。
ついに2020年4月にエースホテルがアジア初進出、その場所に京都が選ばれたと発表され、関西在住の私はいつでも行けることに大喜び。まだかまだかと待ちわびていました。
予約解禁と同時にすぐさまブックしたものの、コロナの影響で開業は5月に持ち越し。そして今日、6月中旬以降に再び延期することが発表されました。2度の宿泊予約が繰り返しキャンセルになってしまいましたが、めげることなく何度でも予約をしたいと思います。
先日、エースホテル京都のスタッフは、素敵なメッセージ入りの手作りブーケ(これがまた見事にアーティスティックでおしゃれだった)を近隣の医療施設や飲食店へ自転車で配っている様子をインスタグラムに投稿していました。
各国のエースホテル同様、京都のエースと共に周辺のお店が活性化し、そこにまた人が集まり、ひとつの新たな地域コミュニティが作られることを、今からとても楽しみにしています。
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